
「“園芸療法”はアメリカで生まれたものですが、これは植物を育てることを通じて、人間のさまざまな問題を治していくものです」
こう語るのは『内閣府認証NPO法人・日本園芸療法士協会』の瀬山和子理事長。
「ただ植物を育てて和んだり森林浴で癒されるということとは違って、人間性の回復のために、その手段として植物を育てるのです。日本ではまだ認知されていない療法ですが、すでにリハビリのひとつとして取り入れている病院もあります。土に触れたり、水をあげたり、香りを感じたりしながら五感を刺激し生活することで、心身のリハビリをおこなうのです。鬱(うつ)病の人で1年ほどで回復に向かったという症例もあります」
女性自身 2007年7月31日号 抜粋
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